地価上昇率ナンバーワン
2016年頃から値上がり始め今では全国1位の地価上昇率を誇るニセコ。
日本の不動産市場で『大都市は好調、地方は苦境』とよく言われていますが、
ニセコは完全に例外でここ数年地価の上昇が続いています。そんなニセコの最近の状況をお伝えします。
理由はパウダースノー
なぜここまでの地価の上昇が起きているのか。
理由は世界的に見ても上質なパウダースノーで他では味わえない雪質だそう。
世界のスキー、スノーボーダーからの注目を集め別荘やコンドミニアムを購入する外国人が増えたのがきっかけで、
現在はその別荘、コンドミニアムを中国人やアジア系の富裕層が高値で買い取っていることから今のバブルのような状態になっている現状です。
外国人宿泊者数はなんと115倍
ニセコエリアへの外国人宿泊者数は外国人誘致のなかった平成13年度と比べると、
平成13年1012人→平成28年11万6179人と約115倍に激増していることがわかる。
これにより世界の投資家から注目を集め、現在の状態になっています。
また、日本経済新聞(2018年12月)によるとペンションで月20万円に設定した部屋でもすぐに予約で埋まるそうで、この状況を見て新しい宿泊施設も相次いでオープンしています。
品薄状態が続くニセコエリアでの投資はありか
冬場スキーシーズンは外国人、夏場は避暑地として日本人と
1年を通して観光客を狙え、政府が掲げる2020年観光客4000万人の目標もあり、これから観光客は減少しにくいと考えられる。
心配事とすれば『雪が最大の魅力』であり、
その雪が温暖化やその年の降雪状況により変わってしまうと非常に厳しい状態に陥ることも考えられる。
こういった状況を踏まえると長期安定というよりは短中期で民泊等宿泊利用をもって運用していくのがいいのかもしれない。
東南アジアの長期的成長を狙った不動産と組み合わせるなど工夫が必要そうですね。